ぽち語録

ぽちの日常

「孤高の人」読了。

新田二郎の「孤高の人」を読み終わりました。
じっくり読めておもしろかったです。
最後のなんとなく悪い方悪い方へと行ってしまうあたりなんて「あぁー」という感じ。

孤高の人(上) (新潮文庫)

孤高の人(上) (新潮文庫)

孤高の人(下) (新潮文庫)

孤高の人(下) (新潮文庫)

実在の人物「単独行の加藤文太郎」をモデルにした小説です。加藤文太郎の奥様に「主人公の名前は加藤文太郎に」と言われたそうです。
その他の登場人物も実在の人をある程度モデルにしているらしい。
単独行の部分ももちろんおもしろいけれど、それ以外の日常生活などもおもしろい。
山と渓谷に連載後、1969年に出版されていて、もちろんずいぶん前の時代の話だけど古さを感じさせないおもしろさ。
加藤文太郎の遺稿集「単独行」も読んでみたいなー。