ぽち語録

ぽちの日常

「悪人」読了

おもしろかったです。いろいろ考えさせられるわ…。
妻夫木くんの写真カバーの裏側は、作者の吉田修一と映画の監督をした李相日の対談が載ってます。
このカバーの下にはもともとのカバーがかかっていて、カバーが2枚仕立て。このやり方はうまいなー。

悪人(上) (朝日文庫)

悪人(上) (朝日文庫)

◆あらすじ
保険外交員の女が殺害された。捜査線上に浮かぶ男。彼と出会ったもう一人の女。加害者と被害者、それぞれの家族たち。群像劇は、逃亡劇から純愛劇へ。なぜ、事件は起きたのか?なぜ、二人は逃げ続けるのか?そして、悪人とはいったい誰なのか。

映画も見てみたいなー。妻夫木&深津絵里はもちろんのこと、小説で描かれていた風景を見たい。
あらすじにもある通り「悪人とはいったい誰なのか。」なんですよね。
普通だったら、殺人を犯した犯人が悪人なんだけど。わたしが一番気になったのは、祐一のお母さん。そりゃないよ!と。ある意味、悪人なんだよなー。親子の場面、関係には特に力が入っちゃう今日この頃です。あと、バスの運転手さんには泣いた!


上下巻、一気に読みました。会社に着いて時間があったときにも読んだくらい。
もとは新聞の連載だったんですよね。こんな逃避行ものが新聞連載だと明日が待ち切れないな〜。たしか「八日目の蝉」も新聞連載だったよね。
ちょっと旬には乗り遅れたけど、読んでよかった本でした。